2007年07月28日

1/18(木)その1:祭の始まり

1月18日木曜日。
この日から、ハリファックスの街は祭に突入しました。

朝遅く起きてホテルのロビーに下りたら、そこは人の海。どちらかというと寂しいくらいの雰囲気に慣れつつあった自分は仰天。そうかー、練習から見に来る人間は少数派か(←当たり前)。
着膨れた旅行者とスーツケースの波間をすり抜けていくと、昨日まではなかったテーブルをロビーの片隅に発見。会議室にあるような長テーブルの上には、崩れたチラシの山がいくつかと、バインダーが2つ。
カラフルな上質紙のチラシには、その日のスターティングオーダーが。
バインダーにはイベントの本部やチケットボックスの案内等、各種情報が綴じられていました。
その中にシャトルバスのタイムテーブル発見!
いくつかある巡回コースの中には、私の宿泊ホテルを経由して会場のハリファックスメトロセンター(HMC)と主なホテル、それに練習場所のシビックセンター(CC)を巡回するものもありました。
しかもこれは、月曜日から走っていた模様!

知ってさえいれば(凹)。

とはいえ、この日の練習場所はHMC。シャトルバスを使う必要はありません。明日明後日のためにタイムテーブルを1枚いただき、HMCに向かいました。

  

この日の目当ては、アイスダンスのコンパルソリーダンスと女子ショートの合間にある男子上位陣の公式練習。どこまでも目玉は男子シングル。贅沢をしていることは重々承知、承知の上で割り切って行動しました。

というのも、ジュニアまで含めれば火曜日から日曜日まで、朝から晩まで本番尽くし。的を絞っていかないと、体力持ちません。そうでなくても一人旅、何があっても自分で始末をつけなくてはいけません。勢い生活態度は守勢。むしろ的があって良かった。全部見ようなんて欲を出さなくて良かったと、今でも思います。

ということでシニアアイスダンスのコンパルソリーを途中から観戦。はっきり言ってアイスダンスは良く分からない。でも見るのは大好きです。
曲はゴールデンワルツ。次から次へと違うカップルが、トポロジー的には同じパスを氷の上に描きつけていきます。やはり勢いのあるカップル、丁寧なカップル、これはイマイチ…というカップルもいる。同じ軌跡を描いているはずなのに、カーブの深さも滑らかさもまちまち。折角同じ振りをしてくれているのに、動きを追うだけで精一杯。見比べるまでにはなかなか至りません。

その中へ現れたのは、待ってましたデュブレイユ・ローゾン組!
彼らは明らかにクラスが違いました。ほんとに同じ曲、同じ振付? と驚くほど世界が違う。振付をこなすのではなく、彼らの動きがそのまま振付。二人であんなに踊っているのに、どうしてあそこまでぴたりと寄り添えるんだろう。淀みも破綻もない世界を振りまきながら、あっという間に滑走終了。その日初めて心から「楽しんだ!」と感じました。
マリーさんの淡い水色の衣装が可愛らしくて上品で、この二人の甘めのワルツにぴったりでした。うっとり。

驚いたのは、この二人を見た後、急に他の組のダンスのあらが見え始めたことです。組んだ二人の距離、ポジションチェンジのぎこちなさ、ユニゾンの崩れ、ターンの入りと出の不自然さ。良いものを見るというのはこういうことなんですね。果たして損なのか得なのか。
…得だろうな。良いものを見せていただいたその時点で。

そんな中、流石と思わせたのはヴァーチュー・モイア組。しっかり食らいついていきました。既に記憶は曖昧ですが、彼らは気負いが幾分先に立っていたように思います。その分勢いがあり、シャープなエッジさばきとスピードが印象に残りました。清冽なひと時でした。

これが初めての本番観戦だったわけですが(申し訳なくもジュニアは全部スルーしました)、ここで意外な、そして大きな感動が!
製氷時間のザンボーニです。

Zamboni.jpg

お分かりでしょうか。
白髪交じりの髪を低い場所で一つに束ねた恰幅の良いおじさん。
身につけているのはブラックフォーマル
少なくともフォーマルスーツ。
もしかしたら燕尾服
これですよ。これでなくては。これが当たり前なのですねこの国では。

本場の心意気を見た。

そんな心地がいたしました。


posted by セッカ at 01:59| Comment(0) | TrackBack(0) | Canadian Nationals | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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