2007年10月08日

1/19(金)その2:本番

日米対抗終わりましたねー。試合映像はTVでチェック。エキシビションはまだ見ていません。ジョニー良かったなあ! 復活ですね。
そして東京ブロックの女子シングルSPを見てきました。やはり中野さんと太田さんは別格でした。この二人が出てくると、リンクが舞台になってしまう。特に、初めて生で見た太田さんは圧巻でした。あっという間に時間が過ぎました…終わった時「もう?」と呆然。転倒2回でTESは全く出ませんでしたが、そんなこと関係ありませんでした。
今日も彼女のFSを見に行きます。

ここからナショナル回顧録。

1/19(金)の練習は25分ずつのウォームアップのみ。曲はかかりません。皆さん試合用衣装の中、ひときわ目立つ蛍光黄緑(笑)。
練習に関するメモは皆無。周りの人ともあまり話した記憶はなし。確かおばちゃんに声をかけておしゃべりした覚えがあるんですが(旅の恥は掻き捨て状態)。このへんになるとエマさんもファンとの接触はなし。ギャラリーから遠い方の出入り口から退場でした。

一方の試合会場(HMC)では、午前中はジュニア2種目(アイスダンスFDとペアFS)が競われていました。午後は男子SP、夜に女子FSです。男子の公式練習の終了時間が15時、男子SP開始が16時。この間にシャトルバスでHMCへ取って返し、昼を食べていなかったので軽く腹ごしらえ、席に陣取る。
さあ、(私にとっての)本命イベント開幕です!
 
 
…と来ておいてなんですが、ご存知の方はご存知のように、この日のエマさんは「悪い」方のエマさんでした。メモにも容赦なく「エマずたぼろ」と書いてあります。以下「4Tコケ、コンボなし。3Aポップして1A、ノーカンに。3Lzのみ成功云々」。しかしポイントは65.21。採点が出た途端、会場がブーイングで揺れました。
かなりの人数が立ち上がって、点数が高すぎることに抗議抗議抗議! そんな中、天井ど真ん中に下がる巨大な4面スクリーンでは、巨大なエマさんが投げキスをしています。周囲は立ち上がった人の壁で、私はついさっき振ったばかりのバナーを抱えて、ここでもひたすら縮こまっていました。

あー、何か思い出してきた。ものすごく怖い5分間だった…演技が始まって序盤を過ぎたあたり、多分3A失敗のあたりから、早くも会場の空気がひや〜〜〜っとしてきて、ずっと下の方にあるリンクの冷気が、体の芯まで染み込んでくる気がしました。曲がまたノリの良いマンボだから、状況とのギャップがすごかった。自分の座席で石像になってました。
とにかくエマさんを必死に見ていました。傍から見ると、すごい形相してたんじゃなかろーか(笑)。エマさんがどんな気持ちでいたかなんてことは分かるはずもないけれど、あの中で滑りきったこと自体すさまじい、と思います。今季お休みという状況下で、あの時何がエマさんを支えたんだろうかと、あらためて思います。
そしてそれはまだ、今もエマさんの中にあるのかな。
あるといいなとは思いますが、それは本人にしか分からないことですね。

次に登場したメイビーは、満場の拍手で迎えられました。既にノーミスの演技を終えた選手をたたえるかのような拍手。彼は会場のあるノバスコシア州の隣州、ニューブランズウィック州の選手なので人気があるのです(ソーヤーも同様)。

…でも、あの拍手の大きさ、熱さは、それだけじゃなかったんじゃないかなあ、というのが率直な感想です。状況から素直に考えても、フラストレーションのはけ口が必要だったんだろうな。ソーヤーがまた良い演技をしてスタンディングオベーションをもらったのに、エマさんの点がその上を行ったという分かりやすい事情もあったし(実際は、ソーヤーは回転不足を取られていたりしたのですが)。
スポーツでは、舞台で発揮された結果だけが結果。その結果がゆがめられていると観客が感じた時、補償を求める感情が選手に向いてしまうのは、どうしようもない流れなのかな。どうしても割り切れない部分が残ります。ジャッジの皆さん、公正で分かりやすい審判をどうかお願いいたします。

メイビーの演技は最高でした。会場に渦巻いたマイナスのエネルギーが、一気にプラスに昇華しました。高くシャープなジャンプ、切れの良い身のこなし、素朴で誠実なキャラクターにぴったりの音楽と振付。観客の期待に応えるという点で完璧な演技でした。
私自身ちょっと意外だったのは、メイビーの演技を大いに楽しむことができたことです。どうやら直前に受けたショックの棚上げに成功したようで、手が痛くなるほど拍手しました。ほっとしたし、楽しかったし、何より爽快な演技でした。

トリはジェフ。前回チャンピオンの復帰戦です。これまた暖かな拍手が会場を埋めました。努力家でスマートなジェフの演技は、この旅行の目的のひとつでもありました。
なのに、歓迎の中で始まった演技を、実はよく覚えていません。演技の内容だけでなく、何を感じたかを良く覚えていない…後から考えるに、多分、感情面で疲れちゃったんじゃないかと思います。会場を揺るがす不満の渦と、その後味をかき消す興奮、ややカルムダウンしたところに満を持して現れたチャンピオン。このお膳立ては、強烈に過ぎました。今、youtubeで見返しても良く分からない。これが、あの会場で見たあの演技なんだろうか。一旦棚上げした感情が、このタイミングで落っこちてきたのかも。
結果的に、この夜に関しては、ジェフよりもメイビーの印象のほうが強かったという不思議な結末になりました。
一番強烈だったのは、やっぱりエマさん演技中の、身も凍る冷気でしたけどね………。



この後、女子FSの前に食事。会場で知り合ったサンデュファンの女性に、スシバーに連れて行っていただきました。
これは次回エントリで。
posted by セッカ at 11:03| Comment(3) | TrackBack(0) | Canadian Nationals | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いやー面白い。いや面白がってはいけないと思いますが(笑)。思わずエマさんの映像(まさしくずたぼろ・・)を見返してしまいました、その後のキラキラしているメイビーも。
キスクラの雰囲気などは、いくつかレポートで読んだのですが、演技中はそんな風だったのですねー。海外観戦で一人、悪いエマさん勃発、視線はエマさんにいっているのに周りの冷ややかな反応はひしひしと感じる・・・恐ろしいです。バトル君の前にエネルギー使いはたしても無理ないです。
あのブーイングは強烈でした・・・(ジャッジの採点へも幾分かあるでしょうけれど)。フリーではスタオベしている方もいましたから、カナダのスケートファンはそれだけ目の前の演技に対して正直なのでしょうね。

ブロック大会も見に行かれてるのですね。私も由希奈さんの身のこなし大好きです。アランフェスがどんな感じだったか楽しみに待っております。
Posted by pan at 2007年10月08日 14:38
こんばんは、panさん。お返事がすっかり遅くなってしまってすみません。

>いやー面白い。

あははは、やっと笑い話になりましたー(笑)。ある意味得難い体験でした。あのブーイングは、同化できない人間には恐怖です。ブーイングのターゲットの一人(というか主役)を思い切り派手に応援してましたしねー(笑)。あんな体験、二度とできません。
多分。

>カナダのスケートファンはそれだけ目の前の演技に対して正直なのでしょうね。

その通りだと思います。皆さん、ほんとにストレートに気持ちを表現されてました。FSのラスト三人、ジェフ、エマさん、メイビーと続いた時の高揚と言ったらありませんでした。
上手く書けるかなあ…。

>ブロック大会も見に行かれてるのですね。

すみません、時間的制約から感想を未だに上げられずにおります(爆)。二度の転倒はありましたが、表現の面からはSPの方がFSよりも良かったように思います。本当に彼女の身のこなしは優雅で気品がありますね…衣装はどちらも素敵でした。SPは静岡COIと同じもの、FSは小豆色をもう少し紫色っぽくした感じの色でした。もしマンガっぽい絵が苦手でなければ、FSの衣装をスケッチしましたのでご覧ください→http://juncidis.up.seesaa.net/image/071009YukinaFS02.jpg
拙筆御免!(脱兎)
Posted by セッカ at 2007年10月15日 21:56
10/20にコメントを下さった方へ

コメントありがとうございました! しっかり読ませていただきました。
そしてお気遣いありがとうございます。時間がない時はそれなりにさぼりますし(一週間コメント放置とか/汗)、コメントをいただけることが大変励みにもなっておりますので、どうぞ遠慮なさらずがんがん突っ込みを入れてくださいませ。むしろその方が、更新頻度も上がるかと思います(笑)。
Posted by セッカ at 2007年10月21日 19:29
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